「なあクソ餓鬼よ、最近どうも仕事が面倒で」 「なんだ、また愚痴かよサンタ」 「アンタぐらいしか俺の愚痴を聞いてくれるのがいないんでな」 「お前、仕事のわりに友達が少ねえからな」 一年に一週間ほどしか働かず後はト… 続きを読む サンタクロースからメリークリスマス
カテゴリー: 楽しい月の裏庭地下放送
・・・そして、地球防衛隊爆誕!
「恵美子さん、ケンタ星人が大変です!」 「サトシ、ケンタがどうしたって?」 「左巻さんの話ではケンタ星人が事故ったらしいです」 エリア51の花形部署となっているUFO追跡課が小さな小さなUFOが渋谷で事故ったこと… 続きを読む ・・・そして、地球防衛隊爆誕!
地獄にモミジ
左巻のスマホに知らないナンバーからの着信、無視しようかと思ったが嫌な予感。 おそるおそる通話ボタンにタッチ、いきなり銀次郎の大声が部屋中に響いた。 「左巻、俺だ、銀次だ! 飲ませてやるから今すぐカルカッタに来い!」 … 続きを読む 地獄にモミジ
サトシ君
「よっ、サトシ。 久しぶりじゃねえか、元気にしてたか?」 「わっ、銀次郎さんじゃないですか」 「それにしてもシケた顔して、どうした?」 「実は・・・、恵美子さんから仕事を頼まれまして・・・」 「恵美子も恵美子だ… 続きを読む サトシ君
大宇宙の大惨事
ここは東京上空千メートル、時は深夜の二時過ぎ。 小さな小さな宇宙船が渋谷の街に着陸しようとしていた。 「隊長、着地地点が意外と込み入っているようですが」 「ここで間違いないはずだが・・・、航海士、着陸地点の再確認を… 続きを読む 大宇宙の大惨事
もしかして、これも大宇宙の意志なのか・・・
「我々と姿がそっくりで、しかも巨大な生物がいるとの噂を耳にしたのだが?」 「はい、マイ・マジェスティ。 私もそんな話を聞いたことがあります」 「そうか、その話の真偽を知りたいものだ。 情報局長を呼んでくれ」 「直… 続きを読む もしかして、これも大宇宙の意志なのか・・・
ケンタ星人
さて、地球には象とか鯨とかの巨大生物からアリとかフンコロガシのような小さな生物まで大小さまざまな生き物がいるわけで、それと同じように大宇宙にも巨大な宇宙人から小さな宇宙人まで色々なサイズの宇宙人がいて当然という話になる… 続きを読む ケンタ星人
かぐや姫恵美子
「幸恵、一緒に行ってくれる?」 「もちろん行くわよ、今回のことは私も責任を感じてるしさ」 「幸恵ならそう言ってこれると思ってたわ」 「で、期間はどれくらいなの?」 「未定だってさ」 「あんな大騒ぎを起こしたん… 続きを読む かぐや姫恵美子
世界征服装置 Part 2
月光堂は江戸時代から続く老舗の六代目として、和菓子屋月光堂の更なる繁栄をご先祖様に誓っていた。 しかし昨今のパテシエ人気の華やかさとは隔絶した和菓子の世界、当然のように月光堂の売上はジリ貧右肩下りがりで平常運転。 だが… 続きを読む 世界征服装置 Part 2
世界征服装置 Part 1
「聞け、銀次。 俺は、世界征服をする!」 いつもの居酒屋で呑んでいた和菓子屋の月光堂がいきなり立ち上がり叫んだ。 酔っても冗談のひとつも言わない生真面目一本の月光堂だが、今日は悪酔でもしたか。 「世界征服だって! … 続きを読む 世界征服装置 Part 1