大宇宙と外宇宙との境界近くに位置し、海賊達が愛してやまない自由都市サンクトモロビッチ。 そこは海賊達の自意識を心優しく理解してくれる慈愛に満ちた小さな港町だった。 すべての物に、すべての行為にTAXが付きまとうこの大宇… 続きを読む 自由都市サンクトモロビッチ
カテゴリー: 海賊達の夢物語
転職しようよ、海賊に!
「こちらは自由海賊団、貴船の停船を求む! 停船するか、あるいは拒否し船体に大穴を開けられるかを選ぶ権利は、貴船にあり」 「わっ、海賊だ!」 「せっ、船長! 船を停めましょう」 「まっ、待て! 運行課の指示を」 … 続きを読む 転職しようよ、海賊に!
天使のボタン
私の船に事故が起きたのは何時のことだったのか。 今では事故そのものの記憶も曖昧になっている。 しかし事故が起きたのは確かな事実だ。 だから私はこのレスキューポッドの中にいる。 もしかして事故ではなく・・・、いや、今と… 続きを読む 天使のボタン
ランチ前の仕事
「ところでスパイク、最近テッラ島の状態があまり良くないようだが、報告書は届いているかな?」 「はい、キャプテン。 調査の一次報告書が届いています」 辺境の地にあるテッラ島、正確には惑星ーーー辺境探査船乗りの慣わしで… 続きを読む ランチ前の仕事
冒険者達のカケラ
「ヤチェック、なんとかなりそうか?」 「思った以上に、難しいかと・・・」 「やはり難しいか」 「でもキャプテン、可能性はあります」 NA-1593 の番号しか付けられていない、辺境惑星。 その惑星の周回軌道上、… 続きを読む 冒険者達のカケラ
海賊船
「キャプテン、特別キャンペーンでも就職希望者がゼロです」 「やはりそうか、予想はしていたが・・・、ところでキャビックには話してくれたか?」 「キャプテンを裏切るようなことは絶対にない、と言ってました」 「キャビッ… 続きを読む 海賊船