もしかして俺のこと? 知り合いがアテネの日本大使館から聞いた話として教えてくれたのだが、大使館にギリシャ警察から問い合わせがあったらしい。 名前などの詳細は不明だが、アテネに長期滞在している小柄で痩せた日本人を捜して… 続きを読む ギリシャ脱出顛末記
投稿者: tokoma-trip
ヒッチハイクの女神が微笑む時
キャンプ&ヒッチハイク・カナディアンロッキー観光ツアーからの帰り道、オカナゴンレイクのウエストサイドロードの入り口で親指を突き上げる。 ここまで来ればヒッチハイクも最後の一台になるだろう。 時間はまだ昼過ぎ、ウエストサ… 続きを読む ヒッチハイクの女神が微笑む時
アビブとジャンベ
「ハイ、トコマ」 「ハイ、アビブ。 元気だったか?」 いつものカフェにアビブが久しぶりに姿を表した。 肩からジャンベを下げているのをみるとバスキングに来たらしい。 「講師の仕事の金が入ったので遊んでたよ」 ジャ… 続きを読む アビブとジャンベ
もし生きていたなら 02
一本の光の軌跡が夜の空へと昇る、そしてまた一本の光の軌跡が。 それは海賊達が闇へと飛び出すロケットの光跡。 「どうだ、綺麗だろう」 「おじさんもロケット乗りなの?」 「ああ、明日の夜に飛ぶ」 「私も飛べる?」 … 続きを読む もし生きていたなら 02
カナディアン・ロックキー
ブリテッシュ・コロンビアはレイク・オカナゴン、ジョンのDIYキャビンにたどり着いて一週間。 毎日二十四時間の森林浴浸けの生活でカルフォルニア、マウント・シャスタから一ヶ月以上かかったヒッチハイクの疲れも癒やされ、勢いつ… 続きを読む カナディアン・ロックキー
ドアの向こう側
私の住んでいる大きな家はコミューンと呼ばれていて、七人の大人と五人の子供が一緒に住んでいるの。 その家は静かな田舎町にあって、とても楽しい毎日よ。 素敵な所だね そうよ、みんな素敵な人達で、家の中はいつも笑い声がい… 続きを読む ドアの向こう側
Hola, Mexico!
一月の終わり、真冬のニューヨークからグレイハウンドで二泊三日、朝日が登る前にテキサス、ラレードに着いた。 未だに早朝の静けさを保つイミグレーションオフィス、昇る朝日を浴びながら国境の橋をひとり歩いて渡る。 橋の向こうは… 続きを読む Hola, Mexico!
ハウスキーパー
アテネ市内の高級アパートにハウスキーパーとして住んではいるが、何もしない。 ハウスキーパーと呼ばれてはいるが、本当のところは緊急事態に備えたレスキュー要員として常駐している。 だから何もしないが、気ままにアムステル… 続きを読む ハウスキーパー
バイト初日
「あれ、新人さん?」 「はい、今日からバイトで入ったカサゴといいます。 よろしくお願いします」 「俺、スズキっていうんだ」 「スズキさんですか、ご指導よろしくお願いします」 「カサゴ君さあ、そんな気を使うことな… 続きを読む バイト初日
メキシコに行くなら
メキシコに行こう! 冬のアテネは寒い。 どのくらい寒いかというと東京の冬ぐらいに寒い・・・という訳で、避寒に中米メキシコに行くことにした。 メキシコに行くならばスペイン語会話集のページをめくろうとも思わないでもないが… 続きを読む メキシコに行くなら